Special Interview

小栗 旬

劇団☆新感線の代表作『髑髏城の七人』が帰ってくる。しかも、客席が360度回転する“ステージアラウンド”劇場の、“花・鳥・風・月”の4シーズンで1年3ヶ月続くこけら落とし公演として! トップバッター“Season花”の主演・小栗旬さんの作品への意気込みと、いい距離感のスマホライフを直撃しました。

僕にとっても念願の劇団☆新感線、リベンジ!
動く劇場アトラクションで観客を楽しませます。

小栗さんが『髑髏城の七人』に出演するのは2011年の公演以来2回目。6年ぶりに演じる捨之介について教えてください。

「捨之介は亡き(織田)信長に仕えていたスパイという役どころ。潜入捜査が生業だから、人と距離を詰めるのも人に愛されるのもうまいけれど、働きを評価されにくい存在でもあったんですよね。それが銀幕スターのように全部を背負って敵に立ち向かうから面白いんですけど、主人公でありながら意外とそのキャラクターを見せる場がなくて。主役として説得力を持たせるのが難しい反面、とても面白いです」

信長に仕えていた3人の男たちの関係性もセクシーですよね。

「3人とも信長に対する憧れ・・・というレベルではない、崇拝みたいな想いがあって、その中で暴走する天魔王(成河)と蘭兵衛(山本耕史)、そして二人を絶対に止めなきゃっていう捨之介がいるんです。前回は長男が捨之介で、天魔王(森山未來)が次男、蘭兵衛(早乙女太一)が三男みたいな感じでしたけど、今回は蘭兵衛が長男で、捨之介が次男、天魔王が三男っていう感じ。キャラクターの描かれ方も違うし、周りによって居方が全然変わる受け身の捨之介とは、また違った関係性になると思います」

ステージの中央にある客席が360度回転して正面が変わるという、世界で2番目、アジア初の360度アラウンドシアターのこけら落とし公演でもありますね。

「もう、芝居というよりエンターテインメントショーですよね。3時間のアトラクションに参加するような気持ちで観てもらうために、最高のパフォーマンスにしたいなと。ただでさえ驚きがいっぱい詰まった新感線がこんな劇場でやるから、驚きの連続で体感時間は短くなりそう。僕ら“花”公演の後にも、未來と太一の出る“鳥”公演が全く違う演出に挑戦し、さらに“風”“月”と、あの手この手で楽しませる1年3ヶ月になると思います」

舞台への意気込みと見どころをお願いします。

「僕自身、動きも回復力も6年前とは大違いなので、また新しい『髑髏城の七人』をお見せできるんじゃないかなと思います。実は前回の公演では、念願の新感線出演に気負いすぎて、本番一週間前に倒れてしまったんです。でも今はいい意味でいい加減になれたし、疲れない体を手に入れたいと思って鍛えてきたので、お客さんだけでなく、当時の悔いが残ったままの僕にリベンジさせようと白羽の矢を立ててくれたスタッフさんの期待にも応えないといけないと思っています。みんなのテンションが思いっきり上がる楽しい作品にしたいですね」

すぐに夢中になる性質で、忘れっぽい僕にとって、スマホはあくまで直接やりとりするための道具です。

スマホがあってよかったと思うことはありますか?

「グルメサイトですね!みんなに飲み会とかの場所をお知らせするために(笑)。そのURLを送るだけでみんなが来てくれるから、あれは楽ちんだな~と思います。でも、どちらかというとあまりデジタルについていっているタイプではないんです(笑)。スマホがなかった時代の待ち合わせするドキドキとかも好きでしたし・・・僕らは多分、そのギリギリ最後の世代なので」

そんな小栗さんがよく使うアプリは?

「たまにニュースを見たり、流行っているゲームをやったりした時期もあったんですけど、結局続かないんですよね~。やり始めるとずーっとそればっかりやっちゃうので、やらないようにしているっていうのもありますが(笑)。唯一、麻雀のアプリだけは生き残っていますね」

基本的にプリインストールアプリが多いですか?

「はい、何かしら登録しても、アカウント名やパスワードをすぐ忘れちゃうので、そうなったらそのアプリは消していきます(笑)」

待ち受け画面をスッキリさせてるタイプですね(笑)。SNSの利用状況はいかがですか? たまにご友人のSNSにお姿が見え隠れしていらっしゃいますが。

「実は見るためのアカウントを持っていて、友人のは結構フォローしています。(山田)孝之とかほんと面白いですよね。語彙力がすごいから、見ていて楽しい。でもこれも、何かのタイミングで『パスワードを入れてください』になるじゃないですか・・・。結局思い出せなくなって、また1からやり直しになるんですよ・・・」

そこはちゃんとやり直します?

「新しいスマホに変えたときだけ! そうじゃないときはもう諦めます(笑)。友人の現状を知れるのは面白いなって思いながらいつも見ているんですけど、電話したくなっちゃうんですよね」

コミュニケーションが苦じゃないタイプですもんね。

「そうですね、基本的にはしゃべりたい。メールでさえ途中でめんどくさくなって電話しちゃうんですよ。だから未だに入力に慣れてなくて遅いです(笑)」

Profile

おぐり・しゅん/1982年12月26日生まれ、東京都出身。ドラマ「花より男子」など話題作に次々と出演しながら、映画「シュアリー・サムデイ」で監督デビューも果たす。蜷川幸雄演出作品や「時計じかけのオレンジ」など舞台経験も豊富。4月から、主演ドラマ「CRISIS公安機動捜査隊特捜班」がフジテレビ系でスタート。また、映画「追憶」「銀魂」「君の膵臓をたべたい」が公開待機中。

Infomation

ONWARD presents
劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season花
Produced by TBS

3月30日(木)〜6月12日(月)IHIステージアラウンド東京(豊洲)にて公演

あらすじ

天魔王率いる関東髑髏党に追われていた沙霧(清野)を救った捨之介は、名前を変えて極楽太夫(りょう)と共に色里・無界の里を守っていた蘭兵衛と再会。天魔王の野望を阻止しようと動くが・・・。

作 :中島かずき

演出:いのうえひでのり

出演:小栗旬/山本耕史/成河/りょう 青木崇高 清野菜名/近藤芳正/古田新太ほか

撮影:松井伴実 スタイリング:本田博仁 ヘア&メイク:CHIKA KIMURA(tsuji management) 取材・文:門脇弥紗

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