土屋太鳳「8年越しの花嫁」インタビュー

Special Interview

土屋 太鳳

原因不明の病で突然昏睡状態になった恋人を、意識の戻る保証もないまま8年も待ち続けた男性。岡山県の結婚式場がYouTubeにUPした動画をきっかけに瞬く間に拡散、人々を感動させた奇跡の実話が、土屋太鳳さんと佐藤健さんの主演で映画化されました。誠実な覚悟と体当たりの演技でこの難役に挑んだ土屋さんに愛情にあふれた撮影の裏話を直撃!そして映画でも重要なファクトとなる動画など、土屋さんご自身のスマホライフについても伺いました!

★★予告はコチラ★★

スマホで動画や写真を撮ることが好き!待ち受け画面は役の気持ちになる小道具です

土屋さんのスマホライフについて教えてください。

「スマホは、いつでも写真が撮れるように、常に持っています。例えば空がいい感じだと写真をすぐに撮りたくなるので、そういうときに便利ですね。ガラケーも持っているんですけど、最近データが大きくなって見られなくなったり、早さに追いつけなくなったりすることが多くなって、スマホも使い始めました。でもガラケーのボタンを押す感覚も好きで止められないですし、ブログはスマホもガラケーも使ってちょっとずつ積み重ねて書いているし、両方の良さを大事にしています(笑)」

他にはどんなことに使っていますか?

「友達とのメールに使ったり、動画を撮ったり。人と繋がるのが好きなので、直接電話することも多いですね(笑)。それから、1年くらい前にInstagramを始めて、自分でも観るようになって、何かこう、“あ!現代…!!”って思うことが増えました(笑)。いろんな人たちの日常を知ることができて、伝えることができて、何ていいんだろうって思います。自分がそこに行けなくても、海外に行った子の写真を見て“こんな場所があるんだ”って身近な感じで知ることができるとか、今までになかった感覚だと思います」

ケースや待ち受け画面にこだわりはありますか?

「なるべく画面をきれいに保ちたいので、手帳型のケースにすることが多いですね。待ち受け画面も結構よく変えています。今は(アジア一の美女と言われるモデルの)アンジェラベイビーさん! すごくかわいくて、こんな笑い方ができたらいいなと思っていつも見ているんです」

どんな画像にすることが多いですか?

「そのときの役の気持ちになる小道具として使っているところがあるかもしれません。『8年越しの花嫁』の撮影をしていたときは、私が演じさせてもらった麻衣さんや作品のイメージに合う、白い梅の画像にしていました」

「8年越しの花嫁」は実話が元で、携帯電話で撮った動画が鍵になるとお聞きしましたが、土屋さんご自身がスマホで動画を撮ったり観たりすることはありますか?

「たまに家族に教えてもらった面白い動画を観ることもありますけど、それ以上に撮ることが多いですね。お肉を焼いているときのあの“ジュー”っておいしそうな感じは写真じゃなくて動画でおさえておきたいですし、あとお誕生日のお祝いとか『今は撮ったほうがいいな!』ってときはサッと構えて(笑)。やっぱり皆さんのその時の声ってあるじゃないですか。それは本当にそのときしかないものなので、よく見返しています」

闘病中で意識のない麻衣さんに、婚約者の尚志さんが送り続けたという実際の動画はご覧になられましたか?

「はい、原作を読ませていただいてから、モデルとなった麻衣さんのご家族のいらっしゃる岡山県に伺って、一緒に闘病生活や結婚式のビデオを見せていただきました。その動画を観るシーンは、瀬戸内海のすごくきれいな小豆島に向かうフェリーの中で撮影したんですけど、麻衣さんが尚志さんの愛情に気づくように、映画の中の動画もこの世界を一緒に創っている人たちの愛情にあふれていて、その愛情に気づける自分でいられたのは、麻衣さんを演じたおかげだなと思って、すごく幸せでした」

生きていることそのものが奇跡なんだと、自分自身も強く感じるようになりました

土屋さんから見て、実際にお会いした麻衣さんはどんな方でしたか?

「穏やかで、笑顔がすごく素敵で、かわいらしくて、女子力があって、その中に豪快さや男らしさまである、すごく器の大きい方で…もう、大好きになっちゃいました。最初にお会いしたときに一緒に写真を撮ったんですけど…(と、台本などを入れた袋からアルバムを大切そうに取り出して見せながら)、麻衣さんはそれを現像して手作りのアルバムにして次に会ったときにこうして渡してくれたんです。『初めてこういうの作ったからどうだろうなーと思ったけど、どうしても渡したくて』って…アルバムにかわいいお花とかをつけて手作りされる、すごく素敵な方なんです。こういう麻衣さんとのやりとり一つ一つがお守りになりました」

実際に演じてみていかがでしたか?

「麻衣さんはまだ私と同じ時代を一緒に歩んでいる方なので、他の作品よりも責任を強く感じながら演じていました。突然病気になって、壮絶な闘病をして、目覚めてもうまくしゃべれず、歩けず、リハビリするところから、尚志さんからの動画のメールをまとめて受信するシーンまで、お芝居ですけど私自身もすごく辛かったです。当時の麻衣さんは意識もなく、リハビリをしているときの記憶もないので、どこに気持ちを持っていけばいいのかも分からなくて…。でもそれは麻衣さんが命を掴むために本当にされてきたことなので、演じたことで、『生きていることそれだけで奇跡なんだな』と、今まで以上に思うようになって。『じゃあ自分はどうやって生きていきたいのかな』ってすごく考えるようになりました」

そして、尚志役の佐藤健さんとは3年ぶりの共演ですね。

「映画『るろうに剣心』シリーズで共演させていただいてからずっと“たける先輩”と呼ばせていただいています(笑)。台本を読んだ時点から思ったことを出し合って、例えば2人が出会う一番大切なシーンのセリフを『もっとこうしたほうがいいんじゃないか』とか、一生懸命話し合いました。たける先輩は…こんなこと私が言うことでもないんですが、本当に器の大きい、唯一無二のすばらしい、尊敬する俳優さんです。今回もキャリアも全然違うのに、同じ目線で一緒に考えたり練習に付き合ってくださったり、すごく支えていただいたなと思います」

その佐藤さんとの話し合いは、どこにこだわりを持って行われましたか?

「麻衣さんと会って、私はただただこの人のために自分を通してこの物語を伝えたいなって思ったんです。SMSのメッセージとかでも、本当に思いやりと心遣いの出来る方だなと思って、そこに近づけたいと思って…監督さんの想いや映画全体のバランスもあるので、そこはみんなで話し合いして調整をしつつ、私自身は本当に麻衣さんのことだけ考えて提案して、麻衣さんのために演じようと考えていました」

最後に読者の方にメッセージをお願いします。

「最後のシーンが終わって麻衣さんたちとみんなで写真を撮ったとき、『はぁ…本当に麻衣さんたちと出会えてよかったな』と思いました。自分が演じることで生まれる麻衣さんたちへの影響とかを考えると不安も大きかったけれど、その代わり、こんなに愛情あふれる人たちに出会えたんだなって。麻衣さんと尚志さんを尊敬して心を込めて作ることで、麻衣さんたちの素晴らしさがもっと伝えられたらいいなと思って、たくさんの方に見ていただけるように(取材で)お話してきますって、昨日もメッセージを送りました。支えてくれた人がいて、だから頑張れた、愛情を大事にしてほしいという、麻衣さんたちの気持ちを感じていただけたらうれしいです」

Profile

つちや・たお/1995年2月3日生まれ、東京都出身。2008年、映画「トウキョウソナタ」でデビュー後、ドラマ「龍馬伝」「鈴木先生」「花子とアン」「まれ」「下町ロケット」「お迎えデス。」「IQ246」などに出演。2017年は映画「PとJK」「兄に愛されすぎて困ってます」「トリガール!」など主演作が続き、2018年は「となりの怪物くん」「累 -かさね-」などが公開待機中。

Information

「8年越しの花嫁 奇跡の実話」12月16日(土)全国ロードショー

尚志(佐藤)との結婚を間近に控え幸せの絶頂の麻衣(土屋)を原因不明の病が襲う。意識不明となった彼女に寄り添う尚志に、麻衣の両親(薬師丸ひろ子、杉本哲太)は「もう忘れてほしい」と頼むが尚志は聞き入れない。数年後、目覚めた麻衣だが…。

監督:瀬々敬久

脚本:岡田惠和

原作:中原尚志・麻衣「8年越しの花嫁 キミの目が覚めたなら」(主婦の友社)

出演:佐藤 健/土屋太鳳

©2017 映画「8年越しの花嫁」製作委員会

撮影:中川有紀子 スタイリング:木村舞子 ヘアメイク:永瀬多壱(VANITES) 取材・文:坂戸希和美

土屋太鳳さんの映画をdTVで観る!

「兄に愛されすぎて困ってます」

(C)2017「兄こま」製作委員会 (C)夜神里奈/小学館

「青空エール」

(C)2016 映画「青空エール」製作委員会 (C)河原和音/集英社

「人狼ゲーム ビーストサイド」

(C)2014川上亮/AMG出版・「人狼ゲーム BEAST SIDE」製作委員会

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