阿部サダヲ 舞台「ニンゲン御破算」インタビュー

Special Interview

阿部サダヲ

大人計画の松尾スズキが十八代目中村勘三郎(当時・勘九郎)にあてて書いた時代劇を「ニンゲン御破算」として15年ぶりに再演。主人公の実之介を演じる阿部サダヲさんに、舞台のこと、仕事の気分転換にもつながっているというスマホについてお話をうかがいました。

(キャスト)左から松尾スズキ、多部未華子、阿部サダヲ、岡田将生、荒川良々

15年前と気持ちは変わっていないけど、求められるものは変わってきた感じはします

「ニンゲン御破算」は15年前に上演した舞台の御破“産”の字を“算”に変えての再演となります。再演すると聞いたときはどのようなお気持ちでしたか?

「ずいぶん前の作品だし、この作品は再演しないものだと思っていたので驚きました。亡くなられてしまいましたが、主人公の実之介は勘九郎さん(当時:後の十八代目中村勘三郎)にあて書きされた役でしたから。まさか、その役を自分が演じることになるとは、というのが正直な気持ちです。タイトルも変わるし、また新しいものにしていかないといけないと考えています」

作・演出の松尾スズキさんとは今回のことについて何かお話されましたか?

「いえ、まだ特には話していないんです。松尾さんに何か言うとしたら…初演の時は3時間ちょっと上演時間があって2回休憩だったので、少し短くなればいいなぁ。1回休憩の2時間台になれば。お客さんもそのほうが喜ぶんじゃないかな?って(笑)」

本作の魅力はどんなところにありますか?

「どんなところが面白かったか、説明しにくいところですね(笑)。当時は、歌舞伎役者の勘九郎さんと、大人計画のメンバーが一緒にできることが本当にすごいことで、そのふたつが合わさるというすごさの印象しかなかったんです。勘九郎さんということで少し格が高い感じもありましたが、今回は前よりもわかりやすく、親しみやすいものになるんじゃないかなと思います」

今回の稽古の中で楽しみにしていることはありますか?

「豪華な面々もいるし、劇団の若いメンバーもいるし、またちょっと面白いことができそうな感じがしますね。…なんか最近、とうとう自分がベテランみたいな感じになってきて。“大先輩じゃないですか!”と言ってくれる人がいるんですけど、なんか恥ずかしいですよね(笑)。自分としてはちょっとむず痒い。でも20歳くらい違うわけで、それって相当違いますよね。だから今回は腹をくくって、全部わかっている体裁でやります。若い子にも教えるつもりで(笑)」

ご自分で言いながら笑けてきてますね(笑)。若い役者さんにどんなことを伝えたいですか?

「いや、そんなに教えることもないんですよ。でも、大人計画…松尾さんの演出に慣れているのは自分たちだから、稽古のやり方とかは見せていきたいですね。と言っても、自由にやっているだけなんですけどね(笑)。大人計画って、人に構わないというか、放し飼いというか…、それぞれが、それぞれにやっている感じなんです。だから、初めて参加した役者の方から、『誰も飲みに誘ったりしてくれないから、嫌われているのかと思った』なんて言われたこともありました(笑)。今回は、多部未華子ちゃん、岡田将生くんが出られるんですけど、二人とも松尾さんの舞台に出演されたことがあるし、割と自由なタイプだから、相性がいいんじゃないかな」

15年前の自分と今とでは役者としてどう変わりましたか?

「あまり変わってないですね。求められるものが変わってきた感じです。役柄が幅広くなってきましたけど、気持ちはそんなに変わっていない。とはいえ15年分、それだけ台本もたくさん読んできてますから、読み解き方とかは変わったかもしれません。15年前はそれこそ、自分のセリフのところくらいしか理解していなかったかも」

15年ぶりの「ニンゲン御破算」はどのようなものになりそうですか?

「1度やっている作品ではあるものの、まったく違うものになりそうな予感があります。前回と同じメンバーも出ていますが、役が変わったりもしてますし、それぞれ15年分の何かを持っているわけで。15年前の勘九郎さんのイメージはあると思いますが、それとは違うものをお見せできたらと思います」

壁紙やケースで気分を切り替えることが、仕事の切り替えにもつながっている気がします

続いて、阿部さんのスマホライフについてお聞かせください。普段、どういうときにスマホを使うことが多いですか?

「やっぱり、空き時間とかに見ちゃいますね。検索の履歴を見ると、食に関することが多いんです。どこかで見たり聞いたりして、『浅草 大学芋』とか調べています。あと、最近調べたのは『右目 ピクピクする』とか(笑)。そういうのはすぐに調べられるから、本当に便利になりましたね。昔は台本にわからない漢字があったら諦めていたんですけど(笑)、今はスマホですぐ調べられて便利ですね。それに、僕自身はやっていませんが、SNSの影響力も見ていてすごいなと思います」

ご家族との連絡もスマホからが多いですか?

「基本的にグループLINEです。それで家族の近況もわかりますね。でも、昨日の話なんですけど、『今日、家にいる~?』って送ったのに、ぜんっっっぜん返ってこない(笑)。でも、家族全員が家にいて、『居るんじゃないか!』って怒りました(笑)。勉強してたからスマホを見れなかったらしくて、まぁしょうがないかと思ったんですけど。スタンプもよく使いますね。グループ魂(阿部がボーカルとして所属するバンド)でもスタンプを作ったので、それを使ったりしています。あとは、五月女ケイ子さんのちょっと面白いやつとか」

スマホでできたらうれしいことってありますか?

「リモコンみたいに、なんでもスマホから操作できるようになったらいいですね。支払いもスマホで出来るようになっているし、だんだんお財布もいらなくなってくるんじゃないかな。普段カバンを持ち歩かないタイプなので、そうなるとうれしいですね。あと、タブレットがあれば台本も読めちゃうからそれも便利ですね。ドラマとかの香盤表も最近はFAXからメールになりましたし。自分が知らないだけで、いろいろ便利なことがもう出来るようになっているんだろうな」

どんどん新しい機能やアプリが出ていますからね。待ち受け画面とかにはこだわりはありますか?

「大体はその時の仕事に関係するものを待ち受けにしています。今はドラマ『anone』に出演しているので、その画像ですね。仕事が重なったときは、待ち受けとホーム画面とで別々にしています。この舞台が始まったら、その画像に変えると思いますよ」

スマホを見るたびに仕事への気合が入りそうですね。ちなみにスマホケースは使っていますか?

「手帳タイプを使っています。前はちょっとロックっぽくてライダースっぽい革ジャンみたいなデザインのものを使っていたんですけど、今は“オッサン”みたいな(笑)、シンプルな感じの黒いレザーのケースです。俺、落ち着いたなーって思いますね(笑)。新しい機種に変えたのでスマホケースを探しているんですけど、コレというのが見つからなくて。本当はカードも収納できるようなものがいいんですけどね。よく考えてみたら、待ち受け画面同様、ケースも仕事ごとに変えているかもしれません。いつも手元にあるものだから、いい気分転換になるんですよね。スマホが仕事への気持ちを切り替えるツールになっている気がします」

Profile

あべ・さだを/1970年4月23日 千葉県出身。1992年に舞台「冬の皮」でデビューし、以後数々の舞台、ドラマ、映画などに出演。映画「彼女がその名を知らない鳥たち」で第60回ブルーリボン賞主演男優賞を受賞。

Information

シアターコクーン・オンレパートリー2018「ニンゲン御破算」

6月7日(木)~7月1日(日)Bunkamuraシアターコクーン、7月5日(木)~15日(日)森ノ宮ピロティホールにて上演

(作品概要)
大人計画の松尾スズキが十八代目中村勘三郎(当時・勘九郎)にあてて書いた舞台を、15年ぶりに豪華キャストで再演。時は幕末。家も侍分も捨てて狂言作者を志す加瀬実之介(阿部)は、人気狂言作者の鶴屋南北(松尾)らのもとへ弟子入りを志願。だが南北に、実之介自身の話のほうが面白いと言われその半生を語り始める…。
※初演に基づいているため変更になる場合もあります

作・演出:松尾スズキ

出演  :阿部サダヲ 岡田将生 多部未華子 荒川良々 松尾スズキ 他

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阿部サダヲさんサイン入り写真を
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<応募方法>
以下のメールアドレスまでご応募ください。
■応募用メールアドレス:nexistyle@nexi.jp

メールの件名は「阿部サダヲサイン入り写真プレゼント」とし、メール本文にクイズの答えを記入し、送信してください。

応募用クイズ

舞台「ニンゲン御破算」で阿部サダヲさんが
演じる役柄の名前(漢字三文字)は?

<応募締切>
2018年5月7日(月)23時59分

<当選発表>
2018年5月8日(火)

厳正なる抽選の上、当選者の方にはメールにてご連絡させて頂きます。 またご連絡の際に、発送に必要なお届け先情報を別途、お伺いしますので当選メール内に記載される期限までにご回答ください。

※迷惑メール防止などでメールの受信設定をされている場合は、nexiSTYLEからの当選メールが届きません。「@nexi.jp」からのメールが受信できるように設定を行ってください。

<注意事項>

※応募は1アドレスにつき1回までとなります。
※抽選結果に関するお問合せにはお答えできませんので、予めご了承ください。
※ご応募いただきましたメールアドレスは、当選のご連絡のみに使用させていたします。抽選後は速やかに消去いたします。

阿部サダヲさんの作品をdTVで観る!

「殿、利息でござる!」

(C)2016「殿、利息でござる!」製作委員会

「夢売るふたり」

(C)2012「夢売るふたり」製作委員会 

「ジヌよさらば ~かむろば村へ~」

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「anone」【日テレオンデマンド】

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