篠原涼子「民衆の敵〜」インタビュー

Special Interview

篠原 涼子

バッサリと短くしたボブヘアとくるくる変わる表情がキュートな篠原涼子さん。彼女が主演するフジテレビ系月9ドラマ「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」は、失業した子持ち主婦が市議会議員に立候補するという前代未聞の社会派コメディ。お子さんとの微笑ましいスマホライフや、ドラマの撮影裏話をうかがいました!

スマホは子供と共有状態!? 無理のない笑顔とコミュニケーションが“幸せ”の秘訣です。

まず、スマホケースや待ち受け画面にこだわりがあれば教えてください。

「あ、全然こだわってないです(笑) 普通の白い、落ちたときクッションになればいいかなって基準で選んだケースで、待受画面も初期設定のまま使っています」

シンプル派ですね(笑)。普段、どんなことにスマホを使うことが多いですか?

「音楽を聴いたり、動画配信サイトを観たり…ですね。雑誌の連載に使う写真もスマホで撮っています。何か変わったものに出会ったときとか、好きなものを食べたときに撮りたくなるんですよね。結果、食事の写真ばっかりになってますけど(笑)」

確かにごはん写真の登場率が高いです(笑)。

「食べることが本当に好きなんです! 写真の加工はやり方が今ひとつ分かってないから、撮ったまま載せることが多いですね。実はこの髪の毛を切るときも、髪形をシミュレーションできるアプリを使って自撮りしてみたんですけど、結局うまく合わなくて見本にならなかったくらい使いこなせてなくて(笑)」

使いこなせてないとおっしゃるわりに、チャレンジ精神旺盛に活用されていると思います。他にどんなアプリを入れてますか?

「グルメ情報を眺めたり、お料理の作り方が動画で分かるアプリを入れて、次こういうところ行きたいなとか、今度こういうのを作ろうかなって頭の中にストックしています。でもほんとに私、周りの人に『よくガラケーからスマホに変えたね!』って驚かれるぐらいアナログ人間なので。基本的に私より子供のほうが使いこなしていますね(笑)」

確かに、デジタルネイティブ世代は使いこなすのが上手いですよね!

「そうなんです。『ママ貸して』って言われて渡すと、いつのまにか無料でDLできるアプリが増えてるんです。それで動作が重くなるから、気づかれないようにこっそり消してるんですけど、『あれ?ママ消した?』ってすぐバレます(笑)」

動作が重くなるくらいっていうのはすごいですね(笑)。

「ハイ…(笑)。あと子供と代わりばんこでハンバーガー屋さんのゲームをやったり、算数のお勉強になるようなゲームを一緒にやったりしています。鬼が電話で怒ってくれるやつも使ってたんですけど、最近効かなくなってきました(笑)」

スマホによって世界が広がったなって思う瞬間はありますか?

「便利に手っ取り早くなりましたよね。寂しくなっても家族や友人たちとすぐ連絡取れるから助かってます。きれい事かもしれないけど、家族とコミュニケーションが上手くいってるとき、『あ~自分は幸せだな』ってすごく感じるんですよね」

そう感じるために日々心がけていることは?

「いつも楽しい気持ちでいることですね。でも、笑顔になれないときは無理して笑顔を作らないです。無理はしない! でも、なるべく会話をする、話すということをすごく大切にしています。それによって状況がどんどん改善されていくので」

篠原さんの“幸せ”の定義を教えてください。

「やっぱり、みんなが笑って毎日を過ごせることですね。事件が起きたり、悩みがあったり、いろんな問題を抱えている人がたくさんいる中で何か漠然としてますけど、笑顔になれないときは根本的な原因と向き合う時間も大切だなって思います。私もどういうふうに幸せにしたらいいのか根本から考える人が多いほうがいいなって思うし、それで家族や友達が笑顔だと自分に幸せが返ってくる感じがするんですよね」

その考え方、ドラマで篠原さんが演じる智子と似ていますね。

「あ、そうですね。智子というキャラクターはわりと自分に近いなと思っています。嘘をついてごまかしたり、こそこそ裏でやったりがあまり得意じゃないところとか。正直にやっている人が得をする世の中にしたい、少しでもよくしていきたいとか思う、そういうタイプの人間なので」

母親パワー&濃い共演者の皆さんとの共同作業で、面白い政治家&ドラマを目指して頑張っています!

あらためてドラマについて教えてください。

「政治がテーマなので、“ラブ”のイメージの強い月9で放送されると聞いて驚いたんですけど(笑)、若い方も、もちろん年配の方も楽しめるドラマにしたいと思ってみんなで頑張っています。智子は政治に全く興味のない働く主婦で、いろいろあって子供と生活費のために政治家を目指すことになるのですが、実のところ私も政治って何だかよく分かっていないし、子供に自分の背中を見てもらいたいなと思ってお仕事しているので、こういう人は多いんじゃないかなと思います」

高橋一生さん、石田ゆり子さんとの共演も話題ですね。

「高橋一生さんは役者さんとしてすごく器用な方ですよね。二世議員の生き様や人間模様、ちょっとかわいらしい部分、智子とのかかわり合いを深めて皆さんの共感を得た上で、ライバル議員としての行動がどう響くのか楽しみです。石田(ゆり子)さんはすごくほんわかしている方なんですけど、時々毒舌になるギャップがすごく好きで。ずっと見ていたくなるくらい素敵なんです。智子のブレーン役になるキャリアウーマンという設定にもそこが生きてくると思うので、皆さんもわーって見つめちゃうんじゃないかなって思います」

現場はどんな雰囲気ですか?

「共演の皆さんのキャラクターが濃くしっかりしていて、すごく贅沢な現場です。旦那さん役の田中圭さんもすごく感性が鋭くてシーンを引っ張ってくださるので、一緒にいるのが本当に楽しくて、お金がないけどこの家族幸せだな~って思います。息子役の子がすごく愛嬌のある甘えん坊で、すぐに『ママー!』って寄って来てくれるんです。だから自分の家に帰ると自分の子供に対して何か浮気したみたいな気持ちになるんですけど(笑)、本当に情が移ってきて、終わる頃にはどうなるんだろうって…」

すごく楽しそうですね!

「他にも前田敦子さんは華があってかわいいし、千葉雄大くんはかわいい後輩だし、トレンディエンジェルの斎藤(司)さんはあのままだし(笑)、古田(新太)さんや余(貴美子)さんはニヤりとする感じが面白くて怖いし…素晴らしい人たちとお仕事できることが本当にうれしいです」

髪を短くされたのも役作りですか?

「そうですね、どうせ切るならここで切っちゃおうかな~って(笑)。子育てしながら政治家を目指すのに、長いと家庭らしさや生活感がちょっと見えづらいかもしれないな~と思って…もちろん普段の私みたいに一本に縛ってもよかったんですけど、それだと今までの役と変わらないから、何となく。智子は周りに合わせて贅沢をするより着心地のいい服や歩きやすいスニーカーを大事にする女性で、でも子供のことを考えるとお金が必要だなって焦り始めて、何か湧き出るパワーで頑張っていく母親なので」

そこから市議を目指す展開が面白いですよね。

「もちろんドラマのようにリアルで市議になるのは難しいと思いますが、でもそういうことも頑張ればありえなくないんだよって共感してもらえる、そこに嘘はないドラマだと思います。役者さん、スタッフさんたちが現場でさらにスパイスを入れて面白くなっているので、難しいなんて思わず、ちょっとした小ネタも最後まで楽しみにしていただけるとうれしいです」

Profile

しのはら・りょうこ/1973年8月13日生まれ、群馬県出身。歌手活動でブレイク後、演技が高く評価され女優として活躍。主演ドラマに「anego〜アネゴ〜」、「ハケンの品格」、「アンフェア」シリーズ(映画含む)、「ラスト♡シンデレラ」など。出演映画「北の桜守」が2018年春公開予定。

Information

「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」

10月16日(月)スタート
毎週月曜21:00〜21:54(初回15分拡大) フジテレビ系にて

夫と子供と家族3人で平凡に暮らす智子は、会社の方針に逆らう親身すぎるクレーム対応を繰り返してクビに。時を同じくして夫も曲がったことが許せず失職。40代、高校中退、資格なしで仕事を探す智子は、テレビとネットで市議会議員の高い報酬と当選確率を知り…!?

出演:篠原涼子 高橋一生・石田ゆり子 他

撮影:逸見隆明 スタイリング:黒澤彰乃 ヘアメイク:岡野瑞恵 取材・文:坂戸希和美

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